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Illusion on the Borderline II @へなちょこ魔術師 Illusion on the Borderline @へなちょこ魔術師のブログPart IIです。引き続き皆様のご愛顧を願います。コメント・リンク大歓迎。

中島公園 八窓庵

札幌市中島公園の日本庭園には小さな「八窓庵」という茶室があります。この茶室は別名を「旧舎那院忘筌」とも言い、もともとは近江国小室城(滋賀県長浜市)に建てられていたものです。正確な建築年は不詳ですが、江戸時代初期の大名で茶人でもあった小堀遠州の作とされ、重要文化財になっています。
これは長浜市民としては一度は見ておきたいということで、この機会にわざわざ探して見て参りました。(^^)
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そもそも、なぜ400年以上昔に長浜で建てられた茶室が札幌の中島公園にあるのか?ちょっと考えてみても、その運命はなかなかに数奇で壮大。謎に包まれております。
前述の通り、八窓庵は最初は小堀遠州の居城である小室城内の孤篷庵に建てられました。その後、どういう理由からかはわかりませんが持ち主が転々とし、長浜市川崎町の円教寺、長浜八幡宮の俊蔵院、長浜市内の舎那院へと移築されていきます。
やがて時代は下がり、大正時代に舎那院から札幌の実業家 持田謹也氏が買い取り、大正8年(1919)に部材を札幌に輸送。1925年に部材を組み立てて、持田氏の札幌市内の自宅(現中央区北4条西12丁目)へ移築。さらに昭和26年(1951)には札幌市へ寄付され、中島公園の日本庭園内へ移築されて現在に至ったようです。
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中島公園内へ移築された後、2005年3月には積雪による荷重から茶室を守るために建てられていたプレハブ上屋が倒壊し、八窓庵自体も全壊。その後、修理に際しては可能な限り旧材を補強のうえ再用して修復し、現在も重要文化財に指定され続けています。
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如何でしたでしょう。長浜ゆかりの札幌茶室物語。
そんなことを知ってか知らずか、今日も名前の由来となった八つの窓から室内に差し込む光がなんとも美しいのであります。

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ああ、探して訪ねた甲斐がありました。m(_ _)m



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by border72 | 2018-08-25 00:55 | 旅先 | Trackback | Comments(0)